大きな工作をしたので、ほぼ廃墟化していたこの blog を一年半ぶりに更新です。
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鍵盤で演奏するグラスハープ(もどき)です。個人の工作では過去一で手間がかかっています。
構想 ピアノ鍵盤で別のアナログ楽器を弾けないかと考えたのは10年くらい前でしたが、良いネタがなかったので思いつきのまま眠らせていました。昨年なんとなくそれを思いだしていて、グラスハープは初心者が安定して音を鳴らすのが難しい、早いフレーズや和音も出せるが難しいなど、鍵盤化のメリットがあって向いている気がしました。単純な構造で鳴らせそうな可能性を感じられたのもきっかけで、構想が始まりました。
とは言え大規模な工作なので本気で踏み切るのはだいぶ先です。材料大購入して後悔する様子が目に浮かぶので、まず単音を弾く系の実現性検証が延々続きます。
動画の 00:30 付近に、振動スピーカーでピアノ音を与えてみても全然駄目だったというくだりがありますが、実時間ではそこで一旦諦めて4ヶ月ほど活動が止まっています。その頃はしばらく本業にうつつを抜かしていましたが、その後少し業務が落ち着いたので手法を変えて試しつつ再開しました。
楽器として遊ぶために譲れないのは、音色、音域、応答性。楽器としてわりと譲りたくないのが外観。というスタンスでした。 逆に運用性や製作費は譲りすぎて、最終的に普段使っている電子ピアノより高価な楽器になったとか。あと、地震が来たら終わりです。
でもわりと狂っていて好きです。
システム 音が混ざらないように出力を分けるためと、リアルタイム波形生成の負荷分散のために複数マイコンを前提に考え、とりあえず家にあった Raspberry pi 3B を使って試作を始めてみました。
2オクターブ25音を目標にしていたので、オーディオ 25ch をカバーするためにマイコンも25個、…はさすがに思いとどまり、オクターブ違いの出力は共用にしています。 1マイコンあたりステレオ 2出力で、12種類の音階をカバーするため、マイコンは全部で 6個使っています。
本格製作を決め、いざマイコンを追加購入しようとしたら、コロナの影響で Raspberry pi が全く手に入らない想定外の事態でモチベーションが低下します。 結局メルカリで買い集め、鍵盤グラスハープ基幹部の大部分は中古品で構成されています。
また、出力を上げるために安いアンプ基板のモジュールを量産しました。回路系の知識はまるっきりですが、なるべくシンプルな形で地道に作ってなんとかしています。 一枚作ってみたらうまく行きそうでしたが、量産して USB 充電器でまとめて給電したらノイズが荒れまくりで、電源をバラにしたら静まってくれました。このあたりも素人感全開で勉強になります。
マイコン × 3 とアンプ × 3 のモジュールです。これを2セット作成。制作中、徐々に出せる音階が増えていくのが楽しかったです。
制御システム全容。マイコン間の通信を安定させるため接続は有線にし、ケーブル類が溢れました。内部に HUB など丸々格納している変態楽器です。
(まだまだ続きそうなのでまた次回)
鍵盤グラスハープ (2)