2010年10月13日水曜日

nicovideo - 更に異端なピアノ(3)



映像はいつもの微妙な自作ソフト SoundMage で作っています。
今回限りと思ってろくに最適化していないため、3分の動画出力に5時間かかる破廉恥なパフォーマンスでした。
ソフトの大改造はしていないのですが、誰も気づかないような細かいこだわりのせいで手間が激増しました。腕部分の合成だけではどうしても不自然なので、サブパートの鍵盤押下を合成したためです。





腕部分は、画像検出したものを半透明で重ねるだけですが、鍵盤は押下する鍵盤の MIDI 情報を使い、時間・空間的にその付近だけサブパートの鍵盤画像に置き換えています。ただ、メインパートの手や鍵盤映像の変化がそこに重なっている場合は、破綻を抑えるため置き換えず、メインパートの映像を優先させています。←まったくもって意味不明。

この方法では色々無理があるのも承知で、画面の小ささなどで曖昧にごまかしています。メイン・サブの撮影でカメラやキーボードの位置がずれると駄目なので連続で撮影するなど、撮影も色々手間がかかりました。

両側で回っているリングは、奥行き感を出したいと思って入れたデザインです。元々はそれぞれの点が打鍵に連動して強く光るようにしていましたが、関係がわかりづらくしつこかったのでやめました。

最後に、背景で流れているのは本当に SoundMage のソースコードです。フォントサイズが 1.3 くらいですが、万一解読できましたらご自由にお使いください。

2010年10月9日土曜日

nicovideo - 更に異端なピアノ(2)



この曲は当時かなり好きでした。以前別の動画用に弾こうとしたものの、気に入った感じに弾けず一旦挫折しています。今回画像加工を使って一人連弾する企画を考えたとき、重ね録りならば行けるかもしれないと思って再トライしました。
動画説明欄の"腕不足"は、double meaning です。

現実には一台のピアノで弾けない編曲なので、絵的には連弾ですが編曲的には二重奏という感じでしょうか。リズム感がないので重ね弾きで合わせるのは下手でしたが、二重奏だと編曲はわりと余裕があり贅沢に音を入れられるのが新鮮でした。

個人的な好みで、打ち込みのパーカッションなどを重ねるのは好きでないので、なんとかピアノだけでノリを作ろうとがんばっています。動画全体をサイバーな雰囲気にしたので、音もリバーブなど強めにかけてみました。諸々ごまかせる追加効果もあります。

2010年10月8日金曜日

nicovideo - 更に異端なピアノ(1)



今回は例のソフトを活用しつつ演奏をメインにした動画を作りたかったので、手の部分以外は派手になりすぎないようにしました。それでも製作時間のほとんどが映像面にかかっているのは相変わらずです。結局かなり独特なものになってしまいましたが、自分ではわりと気に入っています。
初期はこんな感じでした。合成した手は色加減でかなり怖くなります。元の肌色に少し緑を加えた死者の手みたいのは最悪でした。



アクセス・コメント・マイリスト・拍手、全部ありがとうございます。救われます。