2010年12月13日月曜日

文字顔カメラ(4) 画像文字変換

簡単に文字変換部分の説明です。

画像を文字に変換するコア部分は、まず扱いに慣れていた Windows アプリ(VC++)でテスト版を作りました。表示の実験だけでなく、本アプリで使っている文字データベースの bin ファイル作成もそれでやっています。データベースは、文字の文字コード、明るさ、形状の情報を含んだシンプルなリストです。

しかし、VC++ では順調だったものが Android 上では遅すぎて話にならず、色々と最適化が必要でした。そうやってできたデータベースを基に、撮影した画像を細かく刻んで一番評価値の高い文字を選びます。

が、

この後、少ない文字数でまともな出力を得るための試行錯誤が延々続きました。

文字で表現できる色の範囲が一番問題で、画像が 0~100% の黒さを持っているとすると、文字で表せる黒さは「覇」とか「離」のような黒っぽい文字でも、せいぜい 50% くらいです。そのため画像の色域を変換したり、簡易的なγ補正をかけたりして、諸々調整した結果が今の状態です。

うまく撮影するにはコツがいる、マニア向けのカメラみたいになってしまいましたが、ゲーム感覚で楽しんでいただければと思います。

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