2016年4月3日日曜日

かぶちゃん村イベント


プロジェクションマッピングのイベント企画をしている会社の方からご相談をいただき、短期間ですがサポート開発をしていました。最初は公開中のソフトをご自由にどうぞというつもりだったのですが、追加開発のご相談や出張依頼もあったので、業務の形にさせてもらいました。

場所はこちらの村テーマパークの門。のどかで良いところでした。
http://kabuchanmura.jp/


過去に普通のプロジェクションマッピングもおこなっていたそうですが、今回はピアノ連動を取り入れた演出をしたいというお話でした。自分としても、ピアノ上ではなく背後の建物に大きな映像を出すような見せ方は初めてで、プロの方が演奏したりお客様に遊んでもらうというあたりも興味があったので、やってみることにしました。

数週間かけてレイアウトとデザインの変更を中心にあれこれ修正しましたが、あまりに時間が足りないため妥協の嵐になりました。ほぼぶっつけ本番だったので、当日微調整しやすいように工夫しておきました。

技術面で新しく追加した大きな機能はコーナーピン補正です。
映写機材の配置に自由を持たせ、映像が歪んでも四頂点を指定して補正できる機能で、一般的なプロジェクションマッピングでも使われます。非アフィン変換とやらのため、もはや自分でも理解不能な四次元行列を突っ込んでぐにゃぐにゃ変換しています。幸運にも 3D 演出のとき作った構造が役立ち、何とか間に合いました。それがなければ無理だったと思います。テスト例↓


のどかな山奥の村の門にプロジェクションマッピングという想像不能な世界で、そもそも建物がどう見ても映写向きでないという大問題もありましたが、結果的には思った以上に面白いものになりました。何よりプロの方の生演奏のおかげで、自分のシステムを使ってもらえたのは嬉しかったです。

準備中は最後まで微妙な仕様変更が止まらずバタバタしていました。何より本業で燃え尽きている所に休日の時間を割くのは苦しかったので、しばらくは自分の時間を大事に…
ともあれ今回は色々刺激的な体験ができて良かったです
しばらくは毎週色々なアーティストの方が来るそうなので、また見に行きたい気も。

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